【特集】セレブとその親たちとの微妙な関係 – ジャスティン・ビーバー、セレーナ・ゴメス、デミ・ロヴァートなど

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アメリカのティーンに人気の雑誌セブンティーン電子版が、親子関係が悪かったり、親と疎遠になっていたり、親子関係を断ち切ってしまったセレブたちの特集記事を掲載している。

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■ジャスティン・ビーバー

母子家庭に育ち、母親パティ・マレットのサポートを受けて音楽の道を突き進んでいったジャスティン。しかし2015年に受けた音楽誌ビルボードのインタビューでは「母とはあまり交流していない」「罪悪感があるから母と距離を置くようになった。母をがっかりさせたくないと思ってきたけど、そう思われていると知っていたから。会話を全くしなくなった時期もあったから、信頼を回復するには時間がかかると思う」と告白。10代後半にやんちゃしまくり逮捕されたことで母親をがっかりさせてしまい、疎遠になっていることを明かした。

その後、ジャスティンは母親の信頼を取り戻し、今年の1月には一緒にモルジブでバケーションを満喫。パティはその時の写真をインスタグラムに投稿。「素晴らしい青年に育ってくれて本当に誇りに思っているわ。人間は誰も完璧じゃない、でもあなたのイエス・キリストへの偽りのない信仰心の深さは、あなたが正しいことを選択できる大人へと成長していることの証」など、最近、教会に足繁く通う息子を大絶賛するメッセージを添えた。

■セレーナ・ゴメス

セレーナの母親マンディ・ティーフェイは16歳で彼女を出産。セレーナは母親に育てられ、子役になる夢も全力で応援してもらいスターになった。しかし、昨年、腎臓移植という大手術を受け、乗り越えたセレーナが、くっついたり離れたりを繰り返しているジャスティン・ビーバーと復縁した時、マンディは猛反対した。さらに、セレーナとジャスティンが、カップル・セラピーを受けていると知り、「そこまでして」と激怒。母娘の間に深い溝が生じたと伝えられるようになった。

セレーナと母親の関係がギクシャクしたのは今回が初めてではない。2014年、セレーナはそれまでマネージャーを務めていたマンディを解雇し、別のマネージャーを採用。このことにマンディは怒り、2人は1年間口をきかなかった。彼女の怒りは相当なもので、「セレーナが可愛がっている年の離れた妹にも接触させないようにしていた」とも伝えられている。

その後、ドラマ「13の理由」を共に製作したり、イベントに出席するなど関係は復活したが、2017年12月に突然、お互いのインスタグラムをアンフォロー。この直後にマンディは、セレーナのファンから、「幼児への性的暴行疑惑のあるウディ・アレンの作品に出演したセレーナに、他のキャストたちのように、作品で得た報酬をセクハラ被害者のために寄付するように説得して欲しい」という要望を受けたが、「申し訳ないけど、セレーナ自身が決めることだから。誰も彼女に指示したり強要することはできないのよ」と回答。ジャスティンの交際の件もあり、まだまだ母娘仲は悪いのではないかと囁かれるように。しかし今年2月になるとセレーナのことを褒める投稿をするようになり、現在は和解したものと推測されている。

■アリエル・ウィンター

大人気コメディ「モダン・ファミリー」で頭脳明細な次女アレックス役を演じているアリエル。1話あたりのギャラは7万5000ドル(約800万円)だとも伝えられている彼女は2012年10月、14歳の時に母親クリスタル・ワークマンから「虐待を受けている」と訴え接近禁止令を取得。20歳年上の姉シャネルを一時的な保護者とする法的措置を取り、世間を騒然とさせた。

アリエルの弁護士は「母親のハラスメントと干渉のせいで『モダン・ファミリー』を解雇されかけた」と主張。食事を与えてもらえないため、共演者から食べ物を恵んでもらっていたこともあると報じられた。クリスタルは、14歳のアリエルが18歳のボーイフレンドとベッドインしている現場を目撃したと暴露。そのことに腹をたて、また、彼が「未成年と性交渉をした罪」に問われることを避けるため、こんなことをして大騒ぎしているのだと反論した。

アリエルは18歳になった2016年に法的に母親から独立。『エレンの部屋』に出演した際、姉のシャネルも自分も母とは一切の連絡を絶っていると語り、米Hollywood Reporterのインタビューでは「子供の頃、同性の友だちを作ることを禁じられていた。みんなライバルだからって」「次々と仕事を入られた」「子供なのに性的魅力を与えるようなイメージ作りをされた。12歳の時に24歳くらいかと思った、と驚かれたのよ」とぶちまけた。

ギャラ目当てでアリエルに子役の仕事を強要した鬼母だと非難されたクリスタルだが、実は多額の遺産があるため金銭的には困っていないと伝えられている。娘から絶縁されてしまったクリスタルは、娘の最近のセクシーな服装について「本当に品がない」と愚痴っており、「2人は単純に性格が合わないだけ」とも見られている。

■ビヨンセ

ビヨンセがここまでビッグになれたのは、父親マシュー・ノウルズの努力によるものが大きいとされている。歌の才能があるビヨンセが他の少女たちと結成したガールズ・グループで成功を納めたいという夢を叶えるため、高給職を退職しマネージャーとして奔走。ディスティニーズ・チャイルドを世界的グループへと育てたからだ。

しかし、マシューは浮気性でビヨンセが絶大なる信頼を寄せる母親を泣かせ続けた。2009年、隠し子が発覚し堪忍袋の尾が切れた母親は離婚を申請。離婚が成立した2011年、ビヨンセは父親を自分のマネージャーから解雇した。2013年にオプラ・ウィンフリーのトーク番組に出演した際、ビヨンセはマシューとの関係はとても複雑なのものなのだと言葉を濁しており、取り返しがつかないほど関係が悪化しているようだとファンを心配させた。

ビヨンセの妹ソランジュも父マシューとは距離を置いており、2人は母親の再婚式には出席したものの、父親が再婚した際の挙式には姿を見せなかった。ファンの間では「Lemonade」で夫を非難する曲はジェイ・Zのことではなく実はマシューのことだ、とも囁かれている。娘たちに嫌われているマシューだが、今年に入ってから「ビヨンセが成功したのは肌の色がそんなに黒くないから」と発言。ますます嫌われるだろうと話題になった。

■デミ・ロヴァート

デミは父親パトリック・ロヴァートと2007年から2013年まで、ずっと疎遠だったと伝えられている。父親は2009年にデミと和解したとタブロイドに話したが、直後、デミは「そんなものじゃないんだよね。めでたし、めでたしとは程遠い」と激白。最後に父と話したのは2年前で「信頼しようと思って、何があっても自分は彼を信じると思っていたのに、繰り返し裏切られるとどうしていいのか分からなくなるんだよね」と苦い表情で明かした。2011年にデミは「For the Love of a Daughter」という曲をリリースしているが、この曲は父親のことを歌ったものだとされており、彼がアルコール依存症だったことを伺わせている。

父親は2013年にガンで死去したが、その2年後、デミはYouTubeビデオのインタビューで父親のことを「暴力的だった」と回想。精神病も患っていたと明かし、「自分のことに必死で家族まで気がまわらなかった」と悲しげに語った。

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