米ディズニー・チャンネルの人気コメディ「スイート・ライフ」で主人公の一人コーディ・マーティン役を演じたコール・スプラウスが、子役をしていた本当の理由を明かした。
「スイート・ライフ」で双子の主役を演じ、一卵性双生児の子役として人気を博したスプラウス兄弟。2人は生後6ヶ月から子役として活動するようになり、メガヒットコメディ「フレンズ」でロスの息子役を演じたこともある売れっ子だった。2005年から2008年まで放送された「スイート・ライフ」、2008年から2011年まで放送された続編「スイート・ライフ オン・クルーズ」も大ヒットしている。
コールは先週、米巨大掲示板redditでセレブが一般人からの質問に答えるコーナー「AMA」に登場。「スイート・ライフ オン・クルーズ」終了後、芸能活動を停止しニューヨーク大学に進学。今年、6年ぶりに俳優活動を再開し人気ドラマ「リバーデイル」に主演するようになったという一連の変化について聞かれると、「僕と似たような境遇の子役出身の若いセレブたちは、きっと似たようなジレンマを持ってると思うんだよね。長い間、演技っていうのは、家族の家計を支えるためにしなきゃならないってことだったから」と激白。
これまでスプラウス兄弟が子役を始めたきっかけは「女優兼演技教師だった祖母の勧め」と伝えられていたため、ファンに衝撃を与えた。
コールは続けて、「演技をしたいという情熱を持つ前は、演技はビジネスでサバイバルなんだって定義づけていたからね。役者として、家計を支えるということに縛られ役者として成長することや、行動が制限されていたんだ」「でも長らく離れて、演劇に戻った今は本当に楽しいんだ。『リバーデイル』は本当に楽しんでいる。今は演技に情熱を燃やしているよ」と嬉しそうに語った。
スプラウス兄弟のように、家族の家計を支えるために働く子役は少なくない。「シェキラ!」で主役の一人を演じたベラ・ソーンも、家族を経済的に助けるために子役活動をしていたと、MTVのポッドキャスト「Happy Sad Confused」で告白。「『シェキラ!』に出演できなかったら、きっと一家でホームレスになってたでしょうね」「(冷凍食品の)スタウファーをもらえるクーポンを頼りに生活してたの。毎日、そればっかり食べてたわ。なんてことないって思うかもしれないけど、4人の小さな子供を育てる借金持ちのシングルマザーだったらって考えて見てよ」と貧しい子供時代を経験したことを打ち明けている。