ミッキーマウスの誕生作「蒸気船ウィリー」から最新作「モアナと伝説の海」まで、約90年にわたる、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの歴史を紐解く原画やスケッチ、コンセプトアートなど約500点が日本に勢揃いし、アニメーションを生み出すにあたり取り入れられてきた当時の最新技術と共に紹介する企画展「ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法」が日本科学未来館で実施中。
そしてこの度、チームラボによる、ディズニーアニメーション作品「塔の上のラプンツェル」からインスピレーションを得た「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 塔の上のラプンツェル エクスペリエンス」powered by teamLabが、8月1日から9月24日まで期間限定で展示される。
「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 塔の上のラプンツェル エクスペリエンス」powered by teamLabの開幕を記念し、7月31日(月)にセレモニーイベントが日本科学未来館で開催。「塔の上のラプンツェル」日本語吹替え版でラプンツェル役を務めた中川翔子らが登壇した。
本展示「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 塔の上のラプンツェル エクスペリエンス」powered by teamLabは、ディズニー長編アニメーション第50作記念作品「塔の上のラプンツェル」のワンシーンを、無数のランタンで埋め尽くされた空間で表現した作品。
大切な人を想う気持ちを象徴的に表した、劇中にも登場する7種類の絵柄のランタンの前に来場者が立ち止まると、ランタンが強く輝き、周囲のランタンに伝播し空間に広がっていく。ウルトラテクノロジスト集団のチームラボが手掛け、ディズニー作品の中に実際に入り込んだような特別な体験ができる。
Contents
日本版吹替え声優・中川翔子:ラプンツェルとの出会いについて語る
セレモニーイベントには、「塔の上のラプンツェル」日本語吹替え版声優の中川翔子が登壇。幼いころからディズニー作品が大好きだったという中川さん。2011年にラプンツェルの声優に抜てきされたときのことを「本当に嘘みたいな本当の話で『え。え! そんな、私がディズニーのプリンセス!?』という驚きで、リアルに椅子から落ちたのを覚えています」とふりかえった。
「ディズニープリンセスというのは永遠に歴史に残る、という実感もありました。当時生まれていなかった人も最近初めて見た、というあらゆる人に夢をつなぎ続けるラプンツェルは公開から6年経っても成長して新たな出会いを見つけています」と語った中川さんは、さらに「ラプンツェルというプリンセスに出会えて私の人生は大きく変わりました」とも発言。ラプンツェルは自身にとって大切な存在であり続けているという。
ラプンツェルに憧れて、まさかの失敗!?
ディズニープリンセスの声優を演じるにあたり、もちろん緊張感とプレッシャーはあったと語る中川さん。実際演じてみての感想を尋ねられると「ラプンツェルの勇敢さに憧れて、初めてお風呂場で髪を金色に染めたら、すごく変なレンガ色になって失敗してしまい朝起きて泣いてしまいました」という一大事件もあったそうだ。
「生まれ変わりたい、今から飛び出す勇気をもらえるような存在で、いつもラプンツェルが心にいました。いつも心にいる限り新しい夢を叶えようとするパワーをラプンツェルから教わることができています」
ラプンツェルは“革命を起こしたプリンセス”!
さらに8月26日から放送が始まるラプンツェルのその後が描かれるテレビシリーズ「ラプンツェル ザ・シリーズ」について「ラプンツェルはプリンセスなのに裸足で駆け、フライパンを持っていて、長い髪の毛を武器にジャッキー・チェンもびっくりなアクションもしてしまう斬新なヒロイン」だと次々に魅力を語る。
「18年間、塔の上に閉じ込められていたラプンツェルはすべてのことが初めて。あらゆる力を持っていて、あらゆることを楽しめる、夢をたくさん見つける達人。なので、ラプンツェルを見ることによって私たちも新しい発見だったり一歩踏み出す勇気、生まれ変わろうというスイッチを押してもらえる斬新な存在です。いつも心にラプンツェルがいれば何か変えることが出来る勇気をもらえるんじゃないかな」
「自分も母親と2人くらしで友達がペットだったりと、ラプンツェルと似ているところがあったので、今ある環境の中に最大限の楽しみを見つけられる彼女はすごいなあ」と似ている部分があるほかにもラプンツェルは自分から動き出す姿勢も魅力のひとつだいい、そのアグレッシブさを“革命を起こしたプリンセス”と称し憧れの存在とのこと。
ディズニー・アート展は、しょこたんの夢を超えた!
今回の展示作品を事前に体験した中川さんは、展示ブースに広がる再現された「ラプンツェルの夢が叶ったシーン」を何度も見ているという。「何度見ても素敵。見る度に『生きることは本当に素敵なこと」と改めて思い返される」と熱く感動したという中川さんは、このお気に入りのシーンで繰り広げられるラプンツェルやフリンの会話を再現してみせるほど。
また、本作品が公開された6年前、東日本大震災に重なりイベントが延期されたりと影響を受けたことを話し、「外にでるのが怖いなと思っていたときに、公開されて久しぶりに外に出て映画館に向かったとき、溢れるほどの人がいて、本作をみて大勢の人の心が動いた瞬間をみて勇気をもらいました。アニメーションやエンターテインメントは人の心を動かす、その力がディズニーの作品にはあるんだなと感じました。大震災の影響で実現しなかったイベントもあるんですけれど、6年の月日を超えてランタンのシーンが、今回ディズニー・アート展で再現できたことは、夢が叶った! 夢を超えた! ミラクルです!」と胸のうちを語り、改めて本イベントの実施を心から喜んでいる様子。
「最先端のテクノロジーとディズニーさんのこだわりをそのまま再現した」という本展示を中川さんも体験してみて「夢の世界が広がっているみたい。ラプンツェルになったみたい! ラプンツェルにも見せてあげたい!」と興奮気味に語る。
「自分の立っているところに立って灯るランタンの感動を表現する言葉が足りない!!」とさらに興奮しており「繊細かつイマジネーション!ぜひ友達とでも家族とでも今この瞬間、この夏を過ごしている人に見に来てほしい。でも一人でも大丈夫!SNS栄えしまくり!」と笑いを誘いつつ大絶賛し「『塔の上のラプンツェル』を娘と一緒に見るのが夢で、今日の展示には間に合わなかったけど、いつかラプンツェルみたいに叶えたい!」と夢を語った。
ディズニーとチーム・ラボがこだわりぬいて作り上げた夢のような空間
本セレモニーには、今回空間作品として新たにディズニー・アート展に登場する本展示作品を手掛けたチームラボのカタリスト・竹内正人さんも登壇、デジタルテクノロジーを得意とするチームラボとディズニーが一緒に頑張って作りあげた作品に自信をみせた。
世界観を愛して、これまでの歴史にも気を付けて未来に続けていく世界観を守ることが大変だったのでは? と尋ねられると「何度も英語でやりとりをした。LEDの色合いも微調整にも時間をかけて、映画のサイズや灯りの色などを本国の人と打ち合わせを何度も重ねた」と竹内さん。ランタンひとつひとつの明るさやカーブを職人とこだわって手掛けたという。
中川さんが体験してみて驚いたというのは、ブース全体を包む鏡。本来は普通のスタジオに展開する予定だったが鏡を四方の壁と天井、床に設置することによって無数に広がるランタンを表現したそう。「だからこそ実際に歩いて体験することが出来るんですね」と中川さんは感激! 竹内さんはランタンのシーンを何度も何度も繰り返し見たそうで「いろんな人に体験してもらいたいし、展示に来てくれた方も、もう一度映画を見たいと思ってくれたら」と本展示にかけた竹内さんの夢を語った。
一足早く体験した中川さんは「この展示にきて誰かを幸せにしたい! という情熱が伝わりますし、一生忘れられない体験になりますよね」とすでにこの展示に虜の様子。この完成された展示を見て、ディズニーからは「色にすごくこだわりが強いディズニーさんが、色がディズニーの世界そのままだ」と太鼓判をもらったそうだ。
【開催期間】
8月1日~9月24日
[主催]日本科学未来館、日本テレビ放送網、読売新聞社、WOWOW
[特別協力]ウォルト・ディズニー・ジャパン
[企画制作]ウォルト・ディズニー・アニメーション・リサーチ・ライブラリー
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