ロサンゼルスで現地時間1月7日に開催された第75回ゴールデン・グローブ賞授賞式に出席したダヴ・キャメロンが、ネット上で誹謗中傷を繰り返す、いわゆる「荒らし」行為に対して、厳しい言葉を放った。
Time’s Up運動とは、昨年10月にハリウッドの権力者だった大物プロデューサーのセクハラを告発する女性たちに励まされ「自分も権力を盾にセクハラや性的暴力を受けたことがある」と声を上げる“Me Too(私も)運動”に続くもので、「もうこれ以上セクハラや性暴力に我慢するのはやめよう」と行動を起こす運動。今年の元旦にスタートしたばかりだが、SNSでたちまち拡散された。ゴールデン・グローブ賞授賞式ではほとんどの出席者がこの運動に賛同し「支援している」という意思表示として黒いタキシードやドレスを着用。受賞スピーチも、この運動に関連するものが多く、世界中に認知されるようになった。
この日、美しい黒のドレス姿が話題となったダヴ・キャメロンは、ゴールデン・グローブ賞授賞式をふり返り「私にとって初めてのゴールデン・グローブで、黒を身にまとい、ハリウッドの最強な女性たちと共にTime’s Up運動を支援することができ、心の底から光栄だと感じている」とコメント。
「あの場で感じたエネルギーは、他に匹敵するものがない、比較なんてできないもので、ものすごく感動したわ。心臓に電気ショックを受けたみたいな感覚を味わった。絶対に忘れることができない日になりました。身の引き締まる思いよ」と興奮冷めやらぬ気持ちだとファンに伝えた。
ダヴのコメントを読み、若い女性たちの間でもTime’s Upを支援する動きが出てきたのだが、そんな中「ダヴ・キャメロンは偽善者」というアカウント名で「フェミニズムだの人種差別だの、そんな話ばっかりで、せっかくのゴールデン・グローブ賞が台無し」「イラつきながら観てたし」と投稿した者が出現。その発言に傷つくダヴのファンが続出した。この書き込みをしたのは、短時間でハンドルネームを何度も変える荒らしで、「残念だわ。悲しいわ」という黒人少女のコメントに対して「そりゃ、アンタは平気でしょ。黒人なんだから」とディスるなど悪質極まりなかった。
この荒らしに気づいたダヴは、SNSに長文を投稿。「そんなこと、相手が誰であっても言っちゃいけない。ヒドいことだわ。無神経で自己中心的で不適切もいいとこよ。私はIQがとんでもなく低い人の書き込みには反応しない主義だけど、あなたの書き込みにはムカっときたから言わせてもらう。あなたはね、思いやりと広い視野を持つことを学ぶ必要があるわ。“そりゃ、アンタは平気でしょ。黒人なんだから”というコメントを読み返してごらんなさい。あなたの心は汚くて真っ黒よ。広めるべきものは愛と支援。嫌悪と無知じゃないの。あなたが平和で明瞭であり、人生からビシャッとビンタされて目を覚ましますように。おやすみ」と痛烈批判した。
@DoveCameron proud of you girl. you POUNCED like a lioness creeping around the hate and then BOOM YAAASS. pic.twitter.com/1EIGBPkP34
— belle (@dovesmarvel) January 9, 2018