米ディズニー・チャンネルの人気青春ドラマ「ジェシー!」で知られるデビー・ライアンが、昨年末に、山梨県にある青木ヶ原の樹海で撮影した自殺遺体をYouTubeで公開し大炎上することで世界的な知名度を上げたYouTuberのローガン・ポールについて厳しい意見を述べた。
デビー・ライアンは1月6日に投稿したインスタグラムのキャプションに、「ローガン・ポールのクソみたいな件について、とてつもなく怒りを覚える」という出だしの長文を掲載。
「誰だってバカなことをしてしまう。目先のことしか見えなくて、若すぎるが故に、試行錯誤したりして。あれほどたくさんの視聴者を抱えていたら、きっとすごいプレッシャーを感じているだろうし」と理解を示した上で、「私は自分が犯した過ちから、“恩寵に感謝しながら前に進み『もう二度と同じ過ちはしない』ことを心に誓いながら生きていく”のだと学んだ」と述べ、「みんな無情で無責任な人間を賛美するようなことは、お願いだからやめて」と訴えた。
続けて、「このことを話題にするのは理解できる。大事な話題だとも思う」とし、自殺はうつなどが引き金となる突発的な悲しい行動なのだと説明。
「でも、この子はこの動画が論議を醸した後に、何千もの新規登録者を得ている。これって問題じゃない? こんなことをするモンスターたちに金とサポートと知名度を与えるなんて。このような無謀な行動や人々を驚かすためなら一線を超えてもいいんだって認め、なおかつこのような行為を魅力的に思わせるだなんて」と憤りを露わにし、「ストレートな白人の野郎たちに対しては、すぐに正当化したり弁護したりかばったりする傾向にある」と社会を批判。様々な肌色の手の絵文字を交えながら「あの、沈黙、声が、私たちには必要、今すぐ」とアピールした。
そして「2018年は、意見を交換し、情報を拡散し、必死に知識を身につけることがとても大事な年になると思う。若者にとって、政府にとってね。未来のために、私たちが残した進歩を大切に守るためによ」と持論を展開。「無知は実際には悪意なのよ」と呼びかけた。
デビーは最後、この文章に「家の前で飲み物を片手に何かを待っているような姿の自分の写真」を添えたことについて「別に意味はない」とし、「今日はただただ、この件についてぶちまけたかっただけ」と正直な気持ちを打ち明けた。
青木ヶ原の樹海の首吊り自殺遺体の動画で論議を醸したローガンは、動画を削除し「自殺の意識を高めたくて、こんなことをしてしまった」と弁解。大炎上したものの、この騒動後、8万人以上もの新規登録者を得ており、アカウントごと削除すべきだという声が上がっている。
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