ヒラリー・ダフ主演の人気ドラマ「リジー&Lizzie」の続編が実現しなかった理由とは・・?

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アメリカのティーンに人気のエンタメサイト米J-14が1月12日、「リジー&Lizzie」の放送開始17周年を記念した特集記事を掲載。続編映画やフォローアップドラマの制作が企画されていたことを伝えた。

米ディズニー・チャンネルで2001年1月12日から2004年2月14日まで放送されていた青春コメディ「リジー&Lizzie(原題:Lizzie McGuire)」。13歳のシャイな少女リジー・マグワイアと彼女の友人ミランダ、男友達のゴードの友情を描いた学園コメディで、両親の期待に応えようとがんばりつつも、自分が進みたい道を切り開いていく主人公の姿がリアルだと共感を呼び大ヒットした。リジー役を演じたヒラリー・ダフの出世作となり、全米の少女たちが彼女に憧れた。セレーナ・ゴメスやマイリー・サイラスも当時ヒラリー・ダフの大ファンだったことを明かしている。

現在、米ディズニー・チャンネルで放送中の「アンディ・マック」を手がけるテリー・ミンスキーがクリエーター兼脚本家を務め、「若い世代のリアルな姿を反映した作品」として高く評価された「リジー&Lizzie」。2003年2月に放送された最終話は、「リジーとゴードが8年生を卒業し、高校に向けて準備を整える(ミランダは親戚に会いにメキシコに行っていない)」という内容で、「リジーは、みんなの卒業アルバムに“あなた最高! 絶対に変わらないでね!”と同じ言葉を書く。そんなリジーの卒業アルバムにゴードは“親愛なるリジーへ、君って最高! 絶対に変わるなよ。こんなこと本気で書くのは俺だけだぜ”と書く」「ゴードは、いつだってリジーのことが好きで、リジーも彼の気持ちを知っていた。だから、外でクラスの集合写真を撮影したとき、リジーはゴードのほほにキスをした」というキュートなシーンは、多くのファンをときめかせた。

2003年5月に映画として公開された「リジー・マグワイア・ムービー」は、この最終話の続きで「進学する高校の教師に引率され中学時代のクラスメイトとローマを旅する」という内容。映画でリジーはゴードの唇にキスをし、大きな話題を集めた。ドラマは時系列通りに放送されなかったため、最終話が放送された後も「リジー&Lizzie」のエピソードが続きファンを混乱させたが、2004年に放送はキャンセルされた。

当のヒラリーだが、「リジー・マグワイア・ムービー」で歌った「What Dreams Are Made Of」が大ヒットし、その後は歌手としても活躍するように。姉ヘイリーと映画で共演して話題になったこともあった。

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J-14は、この「リジー・マグワイア・ムービー」の続編映画や、高校生になったリジーたちを描くフォローアップドラマがABC局で放送される企画があったことを紹介。しかし、ヒラリーのマネージャーを務めていた母親スーザンと米ディズニー・チャンネルとの交渉が決裂してしまい、実現しなかったと伝えた。

スーザンは2003年に米エンターテイメント・ウィークリーの取材を受けた際、「ディズニーはどんな条件でも自分たちのオファーは受け入れるべきだというプレッシャーをかけてきた。だから続編映画やフォローアップドラマの話からは全て降りた」「ディズニーから大事にされていると感じられなかった。がんばっているヒラリーを認めてくれず、粗末に扱われた」とぶちまけ、ヒラリーの弁護士もディズニーとは金銭的に合意できなかったと説明した。

一方、ディズニー側は「『リジー&Lizzie』のフォローアップドラマの実現に向けて、できる限りのことは尽くした。ヒラリーはとても才能のある役者なので、ぜひ一緒に仕事を続けていきたい」という声明を発表したものの、ヒラリーとディズニーが再び話し合うことはなかったという。

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