シーアのMVやステージでのダンスパフォーマンスで世界的人気を得たマディー・ジーグラーの妹で、同じくダンサーのマッケンジー・ジーグラー(13)が、ダンスとリアリティ番組に出演したおかげで「子供時代が台無しにされた」と激白した。
人気リアリティ番組「ダンス・マム」に姉のマディーと共に出演し全米のお茶の間に知られるようになったマッケンジーが、5月8日に処女本「Kenzie’s Rules for Life」を上梓。まだ10歳にもならないダンスの才能がある少女たちに厳しい特訓をし、子供同士を競い合わせてエリートダンサーを養育して行くアビー・リー・ダンス・カンパニーのレッスンと子供達を追う「ダンス・マム」に対する文句をぶちまけた。
マッケンジーは「Kenzie’s Rules for Life」で、「『ダンス・マム』時代の自分は、いつも”ダメダメだ”と感じていた」「テレビを観ている人たちに対して、とてもナーバスな気持ちになっていた。”笑われるかしら?バカみたく見えないかな?”って」と精神的に不安定になってしまったことを回想。
「(リアリティ番組に出演することで)ずっとカメラに追われることは理解していたし、自分がすること言うことすべて撮影されることも知っていた。だから、すごく恥ずかしかったし不安定になってしまった」「みんなの期待に応えなければならないって気持ちになった」「常にみんなに判定されているように思えて。何をするにも見張られていて、あら探しをされ私がやることなすこと批判される。私の知らないところで、みんなが私のことをバカにして笑っているって思い込むのようになっていった」とし、「競争の激しいダンスの世界、そしてリアリティTVは、ちょっとクレイジーなところがある」と心が蝕まれていったと明かした。
そして、「パーティーにもデートにも放課後のアクティビティも全て断らなくてはならなかった」「実生活で、私は本当の意味で子供ではなかった。そのことに後悔するようになった。いま振り返ると、子供時代なんてなかったように感じられる。そのことを悲しく思うし、また強い憤りも感じる」とぶちまけた。
マッケンジーは、SNSのコメント欄に酷い言葉を残すアンチ達からも心を深く傷つけられたことを告白。マディーと比較され「お姉さんよりもブスだね」「お姉さんよりもダンス下手だね」とサイバーいじめを受けたこともあり、これ以上は耐えられないと感じ「ダンス・マム」を降板する決心をしたのだと明かした。
マッケンジーの姉、マディーも昨年10月に「The Audition」、今年1月に「The Maddie Diaries: A Memoir」を出版。今年10月には3冊目となる「The Callback」をリリースする予定となっている。