世界的に大ヒットとなったディズニー・チャンネルのオリジナル映画「ディセンダント」。その続編「ディセンダント2」が10月21日(土)に日本初放送を迎える。そしてこの度、本作で準主役を務めるソフィア・カーソンが初来日を果たした。
「ディセンダント」は、ディズニーの人気キャラクターにもし子孫がいたら?という斬新なアイデアから生まれた作品。2015年の全米初放送で1220万人、全世界で1億人以上が視聴するという驚異的な記録を打ち出し、それに続く「ディセンダント2」(2017年7月放送)は、ディズニー社傘下の 6つの放送局で異例の同時放送され1300万人が視聴、3日間の録画視聴を含めると2100万人が視聴するという、前作を超える大きな記録を生み出した。
本作でイーヴィル・クイーンの娘イヴィ役を演じているソフィア・カーソンに、TVグルーヴはインタビューを実施。本作の撮影時に起きたとっておきのエピソードやソフィア自身の最近の活動について語ってもらった。
ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービーの「ベビーシッター・アドベンチャー」、そして「ディセンダント」シリーズと、同チャンネルイチオシの作品に出演され、プレッシャーなどはありましたか?
ソフィア:とにかく光栄だったわ。ディズニー・チャンネルが、こんな大作を私に託してくれる信頼が嬉しかった。「ベビーシッター・アドベンチャー」は、以前の映画のリメイクであったし、前作の「ディセンダント」自体は、新作だけれど長年の人気のおとぎ話の続きでもあったからプレッシャーは確かにあったわ。でもそれ以上に、この作品に出演できて、光栄である気持ちの方が強いわ。
「ディセンダント」は、日本では若い世代や子供たちに大人気です。昔のディズニー映画では、「プリンセスがいい子たちで、ヴィランズのような悪人にはなっていけない」という教訓がありました。しかし、この「ディセンダント」では、その教訓を覆し、ヴィランズやヴィランズの子どもたちだろうと、そのキャラクターが持つ魅力を存分に引き出し、ディズニー映画も新たな境地へと入ったように感じました。ソフィアさんは「ディセンダント」の魅力についてどうお考えですか?
ソフィア:まさにその通りね。「ディセンダント」でも本作でもそれが、作品の伝えたいメッセージでもあると思うわ。ついにヴィランズが主役となる時代になった今、人それぞれに善と悪が内に秘められていることが見えたと思う。そんな中、善を選ぶ人も選ばない人もいる。ディズニー史上「悪人」と言われている人たちの息子や娘が、善と悪の狭間に立たされ、最終的には、素晴らしい愛を知るというパワフルなメッセージがこの作品に溢れていると思うわ。
前作と比べ「ディセンダント2」では、ミュージカルナンバーがパワーアップしていますが、ケニー・オルテガ監督から何か特別な指示を受けましたか?
ソフィア:本作のことを考えると本当に全ての要素がパワーアップしていると思う。特に音楽ね。物語を語る上で一つ一つの楽曲が必要不可欠ということを感じるの。だからケニーは、アクションや音楽という枠を超えて、ミュージカルナンバーを通して、作品のメッセージを訴えてほしいと言っていたわ。そのメッセージとは、自分自身を受け入れること。どういう両親の元から生まれようが、髪の色が青であろうが、紫であろうが、自分らしくいることで皆に愛されるということね。
本作で水しぶきの中のダンスシーンが印象的でしたが、この撮影において何か印象的なエピソードはありますか?
ソフィア:たくさんあるわ。実は、このシーンを一番最初に撮影したのよね。撮影が始まった最初の一週間は、映画のエンディングばかりを撮ったのよ。だから一週間ずっと濡れていたわ(笑)。面白いでしょ。でも水しぶきの中で踊るということは、とても特別な気持ちにさせられたわ。子供の頃に戻ったようにお互いに水を掛け合ったり、ディズニープリンセスになってクルーズで踊れて、魔法のようなひと時だった。もちろん、撮影中に滑ったり、転んだりもあったけれど大事には至らなかったわ(笑)。私は結構おっちょこちょいなのよ(笑)。
本作の新キャストについて教えてください。
ソフィア:多彩で素晴らしい人たちがこのファミリーに加わったことはとても嬉しかった。チャイナ(・アン・マックレーン)、ディラン(・プレイフェア)、トーマス(・ドハーティ)、それぞれ演じたキャラクターの個性が強くて、彼らのおかげで作品が更にパワーアップしたわ。
ディランが演じるギルは、とにかく面白い。トーマスが演じるハリーは、ダークでセクシーでエッジがきいてるわね。 そして、チャイナが演じるウーマは、カッコよくて強い女性。彼らが、この作品に加わったことは、本当に特別だわ。
ソフィアさんのインスタグラムを拝見し、積極的なライブ活動の投稿が印象的でした。ライブの魅力を教えてください。いつか日本でもライブをしたいと思いますか。
ソフィア:オー・マイ・ゴッシュ!!日本に来て、ファンのみんなに会って、正直今までに味わったことのない心境なの。昨夜のレッドカーペットを歩いていた時、夢の中を歩いているようだった。本当に魔法のようで…。だから日本でライブをした時どんな感じになるか想像すらできないわ。ライブは、何よりもファンの魅力を感じられる場所だからね。いつかやれたらいいな…。
本当にあらゆる場所でライブをやらせてもらえていることや映画に携われていることや自分の音楽を世界中に共有できることは、とってもラッキーだと思う。先日、トロントで素晴らしいアリーナで世界的な規模の寄付団体WE Day主催のチャリティ・イベントに出させてもらったの。そこで私の楽曲「Ins and Outs」と「Back to Beautiful」を歌わせてもらって、夢のようだったわ。今後もお芝居も音楽も両立させていきたいわ。
好きな映画があれば教えてください。
ソフィア:たくさんあるわ!ラブコメ分野をあげるとしたら「ラブ・アゲイン」と「ノッティングヒルの恋人」ね。
目標にしているアーティストはいますか。
ソフィア:もちろん。シェールとバーブラ・ストライサンド。二人は、パフォーマーとして音楽でもお芝居でも素晴らしいキャリアを積んでいるから目標にしているわ。アカデミー賞まで受賞しているもの。あと、レディ・ガガも私の目標にしているアーティストね。
(インタビュー、おわり)
———————————–
映画やパフォーマンスでは、とても華やかで煌びやかなイメージだったが、バックステージの彼女を一つの言葉で現すとしたら「聡明」という言葉が思い浮かぶ。インタビュー中のソフィアは、常に背筋を伸ばし、言葉を丁寧に選びながら話していた。作品について答えているときは、顔つきが真剣だったが、ファンの話になると顔がほころび、ファンに対する深い愛を感じた。
世界中で認知され始め、トップスター街道まっしぐらであるにもかかわらず、誰に対しても平等で常に周りの人に感謝し、日々努力を怠ることのないソフィア。今後の活動に目が離せない。
■「ディセンダント2」放送情報
ディズニー・チャンネルにて、
10/21(土)19:30~21:30 日本初放送
公式ページ: disneychannel.jp
■DVD発売、デジタル配信
「ディセンダント2」
11月22日(水)
DVD(3,200円+税)発売
デジタル配信開始
コピーライト:©2017 Disney
発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン